革の魅力にどっぷり浸かる!エイジングを楽しむGENERAL STANDARD

日々の生活の中であなたは革製品を使っていますか?日常生活の中でよくみかけるものでいえば革財布や革靴がありますよね。ですが、実はそれ以外にもキャンプで使える様々な革製品も色々とあるんです!今回は岩手県八幡平市で革製品をつくる職人集団GENERAL STANDARD(以下GS)をご紹介します。

目次

GENERAL STANDARDとは?

GSは革職人の集団名。GSの始まりは革職人である工藤尚史さんがオーダーメイドの革製品製作を行うレザークラフト工房4358 aging&anti-agingを2013年に立ち上げたことがきっかけだ。

革製品の作り方は全て独学で覚えたという工藤氏が革職人の道に進もうと思ったのは、昔、職場の同僚に手作りした革のキーケースを贈ったことから。また、岩手にオーダーメイドの革製品をつくる工房が無かったことも追い風となり一念発起。故郷である岩手県八幡平市に工房をかまえた。

その丁寧な仕事ぶりは徐々に噂となり数年で一人ではさばけなくなるほどの依頼が舞い込むことに。そんな時、工藤さんが一緒に革製品づくりをしてみないかと声をかけたのが、現在GSで職人として活動する川辺さんと齋藤さん。彼らは工藤さんに革製品の作り方を教えて欲しいと門戸を叩いた方々で、その腕と人となりを知っていた工藤さんは迷うことなく3人でGSを運営していくことを決意する。

GSでは4358 aging&anti-agingで行わなかった既製品の取り扱いもgnarlyというオリジナルブランド名で始めており、近年では警察手帳のレザーケースからキャンプ用品向けの革製品まで幅広く行っている。

財布、名刺入れ、レザートレー、警察手帳のレザーケース等、幅広く取り扱っている
snow peak フィールドバリスタケトル用レザーハンドル
OD缶カバー。OD缶のサイズ違いにも対応
斧用カバー、ネックガード、グリップ。様々なサイズの斧に合わせたオーダーメイドも可能

年月を楽しむ植物性タンニンなめしのヌメ革

革のなめし方には「クロムなめし」と「植物タンニンなめし」があり、「クロムなめし」は発色もよく、シワが出にくい製法。一般に流通している革製品の多くはこちらの製法で作られている。対して「植物タンニンなめし」はエイジングと呼ばれる、使っていくうちに変化する色や艶の味わいを楽しむもの。GSで取り扱う革は世界中の革から厳選した植物タンニン製なめしの革(ヌメ革)を使用。

製品になる前の植物タンニンなめし革(ヌメ革)
写真左は使用前の革製品。写真右はエイジング後の同一革製品
様々な色の革を扱っているため、色合いの変わり方も多様に楽しめる
ヌメ革は水濡れ厳禁。オイルやワックスでの手入れは思い出した時に行うくらいでOK

GSの工房は訪問&革製品の購入も可能

革職人集団GSの工房は訪問も受け付けているが、事前の連絡が必須。また、工房内にはGSが制作した既製品も展示されており、気になったものは実際に見て、触って購入も出来るのが嬉しい。

キャンプ帰りなどにも立ち寄る方もいるそうなので、工房の近くに立ち寄る予定がある方、実際に製品を見てみたい方なども連絡をしてみてはいかがだろうか。

これまでにGSがつくった革製品が展示&販売されている
snow peakローチェア30・ローチェアショート用レザーアームカバー
snow peakたねほおづき用レザーシェード等

年月を楽しむ道具を所有する喜び

GSの製品は扱えば扱うほど、自分だけの色合い、艶になっていく。性質が変わらない道具の良さもあるが、自身と同じように年月を経て変化をする革は自身にとって唯一無二の道具になるのではないだろうか。

その世界に一つだけの製品、ぜひ楽しんでみてほしい。

詳細情報

GENERAL STANDARD

HP:https://www.4358.info/
Face book:https://www.facebook.com/4358agingantiaging/
Instagram:https://www.instagram.com/4358agingantiagingleathercraft/
Blog:https://profile.ameba.jp/ameba/4358aging-anti-aging/ 
工房所在地:〒028-7405 岩手県八幡平市平舘第28地割25(工房訪問希望の場合は必ず事前の連絡が必要です)
※記事情報については取材当時のものとなります。現在の情報と異なる場合がありますので、予めご了承願います。

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この記事を書いた人

マーシー マーシー TOLM編集部

”東北のアウトドアの魅力を発信したい!”とノリと勢いだけでTOLM(東北アウトドアライフスタイルマガジン)を立ち上げた張本人。
広大な東北の地でアウトドアな生活を行っている人達に出会いに行くべく、日々車を走らせている。

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