質実剛健なつくりで数々のファンを生み出す小型薪ストーブ、クラフトマンC3

寒さが厳しくなってくる冬の時期。そろそろ冬キャンプの時期だなと道具の準備を始める方もいらっしゃるのではないでしょうか?そんな中冬キャンプに欠かせないのが暖房器具。焚火台、石油ストーブ、ガスストーブや薪ストーブ等々色々あって何を使うか迷ってしまいますよね。それぞれの道具に良さがありますが今回は岩手県釜石市石村工業株式会社でつくられている薪ストーブ、クラフトマンC3をご紹介します。

目次

石村工業株式会社とは

工場内の様子(写真提供:石村工業株式会社)

石村工業株式会社は製鉄の街、岩手県釜石市で製鉄設備の製造や整備を請け負う会社として1959年に創業。

1989年大手製鉄所の高炉が廃炉となり、製造と整備を請け負っていた石村工業は自社製品の開発・生産へと舵をきり、現在では製缶・プラント製作からステンレスやアルミなどの加工・溶接、産業機械の製作・組立等々幅広い事業を行っています。

クラフトマンシリーズとは

クラフトマンは石村工業の職人達が一つ一つハンドメイドでつくる薪・ペレットストーブの名前。

これまでに薪ストーブ用クラフトマン、ペレット・薪兼用ストーブクラフトマン、そして持ち運びが可能なクラフトマンC3が販売されています。

持ち運び可能な薪ストーブ、「クラフトマンC3」

クラフトマンC3使用例(写真提供:石村工業株式会社)

クラフトマンC3が開発されるきっかけとなったのは、石村工業が懇意にしている北海道の販売代理店から冬のキャンプで薪ストーブを使う人達が多くなっていると話を聞いたこと。

その話をきっかけに、主にグランピング施設などで使用されることをイメージしながらクラフトマンC3が開発されました。

2016年の販売から5年。当初は認知度の低さから販売数は思うように伸びなかったそうですが、現在ではその品質の高さから施設の業務用薪ストーブとして複数台購入する企業や、釜石市のふるさと納税返礼品として個人からの発注が数多くあるとのことで、近年徐々に認知度が上がっています。

それではクラフトマンC3の主な特徴をいくつか挙げてみましょう!

鋼板の厚さはキャンプ用薪ストーブの中でも最厚級の2.3mm

ちょっとやそっとの使い方では壊れないものをお客様に提供したいという想いから、石村工業のクラフトマンC3は鋼板の厚さを2.3mmにしているとのこと。

他メーカーが販売しているキャンプ用薪ストーブは鋼板の厚さが1mm以下のものも多くあるので、厚さがより際立ちます。

その厚さはかなりの耐久性を生み出し、冬キャンプでの使用は勿論、使用頻度が多くなるガレージや作業小屋、住宅での利用まで幅広く対応可能で、使用頻度や使い方によっては10年も使えるというから驚き。

ただし、耐久性は折り紙付きですが、その分重量がどうしても大きくなってしまいます。クラフトマンC3は持ち運びがしやすいように取っ手が加工されているため、カタログ上の重さよりは軽く感じますが、それでも28㎏はあるので、冬キャンプなどで使用する場合はオートキャンプなどの車からそれ程移動せずに使用が出来るシチュエーションでの利用がおススメ。

薪投入口の耐熱ガラスが大きく、燃焼炉内の大きさも魅力

クラフトマンC3は薪投入口の耐熱ガラスが大きく、ゆらめく焚火の炎を存分に味わえるのも特徴です。

せっかく薪ストーブを使うなら、やっぱり薪が燃えている様子も見てみたいという方も満足できるのではないでしょうか?

また、耐熱ガラスが大きいだけではなく燃焼炉も広く設計されているため、最大38センチサイズの薪の投入が可能で、ピザ用プレートを使用すれば炉内で26センチサイズのピザが焼けたり、ダッチオーブンを炉内に入れて料理を作ったりすることも出来ます。その他、広い天板でも料理が可能なので、クラフトマンC3一つで様々なアウトドア料理作りに挑戦が可能!

クラフトマンC3を正面から見た様子(写真提供:石村工業株式会社)

購入後も安心の修理対応

石村工業では、クラフトマンC3の設計から製造まで自社で一括して行っているため、製品の修理も受け付けています。

発売から5年が経過している2021年現在でも、部品交換程度の簡易な修理依頼しか無いというくらい耐久性は一級品ですが、長く一つの薪ストーブを愛用していきたいという方にはありがたい対応ですよね。

経験豊かな職人が修理を対応してくれる(写真提供:石村工業株式会社)

使う人の創造力を刺激する製品、クラフトマンC3

いかがでしたでしょうか?

クラフトマンC3はアウトドア向けの持ち運びが出来る薪ストーブとしてみた時、耐久性と高火力を高いレベルで実現しています。

また、個人的にお気に入りな点が製品を触った時の手触り。実際にクラフトマンC3の取っ手を握ってみるとわかるのですが、とても手に馴染むように加工されており、いつまでも触っていたくなるくらい肌触りが良いです。これも熟練した職人が一つ一つ丁寧に手仕事をしているからこそ為せる技なのかもしれません。

クラフトマンC3は重さや大きさからするとソロよりもグループキャンプ向けの薪ストーブとなっています。

炎を囲んで家族や仲間と楽しい時間を過ごすのが本製品の醍醐味ではないでしょうか。

石村工業詳細情報

クラフトマンWEBページ:https://www.craftman-pe.com/
クラフトマンフェイスブックページ:https://www.facebook.com/CRAFTMANSTOVE/
石村工業株式会社インスタグラムページ:https://www.instagram.com/ishimura_ironworks/
石村工業株式会社WEBページ:https://ishimurakogyo.co.jp/
※記事情報については取材当時のものとなります。現在の情報と異なる場合がありますので、予めご了承願います。


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この記事を書いた人

マーシー マーシー TOLM編集部

”東北のアウトドアの魅力を発信したい!”とノリと勢いだけでTOLM(東北アウトドアライフスタイルマガジン)を立ち上げた張本人。
広大な東北の地でアウトドアな生活を行っている人達に出会いに行くべく、日々車を走らせている。

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