秋田県湯沢市、秋の宮温泉郷。秋田県最古の温泉地として伝えられているこの温泉郷では、一風変わった足湯がある。
その場所の名前は「川原の湯っこ」。
その名の通り、川原に温泉が湧き出ている場所なのだが、スコップを使って川の水を上手く引き入れて、自分だけのmy足湯作りをすることが出来るのだ。
地元住民のアイディアで出来たというこの場所は、秋の宮温泉郷のそばを流れる役内川が舞台となっている。
役内川は雄物川水系の一つであり、映画「釣りキチ三平」の舞台ともなった場所だ。
この「川原の湯っこ」には車が数台止まれるスペースがあり、駐車場から徒歩1分から2分の場所で足湯楽しめる。
足湯作り用に、入り口にはスコップが置かれていて、無料で借りることが出来るので使わせてもらうのがオススメ。
足湯作りをするにあたっての注意点が二つほどあって、一つは増水時には利用しないこと。
そして、もう一つは、川原に湧き出る温泉がかなり熱いので、直接足をつけたり、手を入れたりしないことだ。
入り口には川原に湧き出る温泉がどの付近を流れているかを見分けるコツが書かれているので、熟読必須。
実際に筆者もスコップを使って足湯作りに挑戦。
30分ほど足湯作りをやってみて、コツのようなものを自分なりに掴んだ。
川原なので、大きな石もゴロゴロとあり、それをどかしたりするのは結構大変。
その為、石をどかして足湯作りをするというよりは、砂が堆積している場所で、温泉と川の水が混じり合うところを探して、砂を掘る方が足湯は作りやすかった。
砂を掘ったら、後は温泉と水が丁度良い加減で入り込むように川原の石を配置すると完璧。
完成した足湯はいつまでも入っていたくなるような気持ちよさだった。
あくまで筆者の考える足湯の作り方なので、記事をご覧になられた方々もぜひ、自分だけの足湯作りにチャレンジしてみて欲しい。
ちなみにこの「川原の湯っこ」から車で1時間弱のところに以前ご紹介した温泉滝「川原毛大湯滝」もあるので、セットで楽しむのも楽しいと思う。