岩手のアウトドア・キャンプ情報を探しているあなたへオススメする「岩手ソトアソビプロジェクト」

皆さんは岩手のアウトドア・キャンプ情報をどのように探していますか?
Youtube、SNS、テレビ、雑誌等々、さまざまな媒体がありますが、の情報を探すとなると意外と見つからないという経験をされたことはないでしょうか?
そんな方に今回ご紹介するのは、エフエム岩手のラジオ番組「夕刊ラジオ」の1コーナー「岩手ソトアソビプロジェクト」。
このコーナーは岩手の大自然をもっと身近に、思いっきり楽しもう!を合言葉にゲストをお呼びしながら岩手のソトアソビ情報を発信する企画で、毎週木曜日18時15分から18時30分までの15分間行われており、岩手のソトアソビ好きな方の貴重な情報収集の場になっています。
今回はこのコーナーのパーソナリティを務められている柳咲恵さんに「岩手ソトアソビプロジェクト」が生まれたきっかけや背景、岩手の魅力などについてインタビュー形式で伺いました。

岩手ソトアソビプロジェクトが生まれたきっかけ

――岩手ソトアソビプロジェクトは何年前から企画としてスタートされたんでしょうか?

令和元年5月からスタートしました。その当時、エフエム岩手の夕方の帯の番組がリニューアルする時期で、私がアウトドア好きなこともあって企画会議でアウトドアのコーナーをやりたいですと言ったのがきっかけです。岩手でも本当にちょっと車を走らせればすごくいいところがあるのに、全然知られていないところもあって勿体無いなと思っていたところもあったので。

――番組当初はどういった方をゲストにお招きしていたんですか?

実は番組当初は、ゲストをお呼びして話を伺うという形ではなかったんです。

――今とはまた違ったスタイルで行われていたんですね。

はい、半年ぐらいの間。その間すべて自分でソトアソビに関する情報を発信していました。例えば、野外でバーベキューを楽しむためには何を用意したら良いかだったり、私が今まで登ってきた山の中でオススメの山を紹介したり、海に持っていくのにオススメのグッズを紹介したり、もう本当にさまざまな内容で原稿を作っていました。

柳さんの登山グッズ

――毎週、ご自身でネタを考えるって相当大変じゃないですか?

すごく大変でした(笑)それに、その道のプロの方に話をお聞きした方が面白くなるかなって思ったこともあって、それからゲストを呼ぶようになりしましたね。そしたら、私自身も負担が少なくなったし、番組自体も面白くなっていったと思います。

――コーナー開始から4年ほど経っていますがお呼びしたゲストの人数も100人以上になるんでしょうか?

はい。人数を数えたことはないですけど、それ以上だと思います。岩手ってそれだけ海も山も川も豊かなフィールドがあるし、そのフィールドに関わっている方々も多いので、番組のネタを探すのは大変なんですけど、なんだかんだ見つかるんですよ。

画面中央、岩手ソトアソビプロジェクトの準レギュラー、登山ガイドの大友晃さん

――ゲストで来てもらう方々はどのように探されているんですか?

いろいろな情報媒体を見たりとか、あとは友人を介したり、自分がよく行くお店の方や番組のリスナーさんから情報をいただいたりしていますね。特にリスナーさんは私がネタに困っている(笑)のを分かってくれているんだと思うんですけど、メールフォーム等からいろいろと情報を提供してくれて。その一緒に番組を作り上げていける雰囲気があるっていうのはラジオのいいところだと思います。

――番組を行っていてどういったところにやりがいを感じますか?

私はこの番組を岩手でのソトアソビの普及活動だと思ってやっているんですけど、ソトアソビの魅力をいっぱい伝えたいなと思って伝えていると、だんだん自分にもできるんじゃないか?みたいな、リスナーさんが増えてきたりとかして、実際に番組を聴いて登山を始めましたとかキャンプ始めましたとか言ってくれる方が結構いるんですよ。今では私よりも登山に行ったりしていて、凄くはまっちゃった人とかは、こういう山に行ってきたよ~って写真付きでtwitterに情報を上げていたりしていて。そういう情報を目にするとやっていてよかったなって思います。

番組にゲストとして出演された方や柳さんが山で出会った方々に配っている番組ステッカーの一例。イラストは全てイラストレーターのフカセショウヤさんが担当している。(フカセショウヤさんインスタグラムページはこちら

幼少時のアウトドア体験がソトアソビプロジェクトに繋がっている

―アウトドア好きという話もありましたが、これまでどんなことをされてきたんですか?

小さい頃は親に連れられてキャンプに行くこともありましたし、それこそ犬ぞりレースに出るために2週間くらい学校を休んで北海道に行ったりしていたこともありました。

――犬ぞりレース!そうした経緯があって小さい頃からアウトドア好きだったんですね。

はい。ただ、大人になって仕事も忙しくなったり、子どもが生まれたこともあったりして、結構遠ざかっていたんです。それが、子どもが1歳か2歳ぐらいのときかな。結構忙しくてつかれたなってことが増えた時期に、自然を欲していた時があったんです。ちょっと緑が見たいなっていうくらいの本当に思いつきだったんですけど。それで、お友達のガイドさんに山に連れてってくれませんかってお願いして、連れて行ってもらったのが真昼岳(岩手県西和賀町と秋田県美郷町との県境にある山)でした。

――行かれてみてどうでしたか?

そんなに体力がある方ではなかったんですけど、緑の美しさだとか、街では味わえない空気の美味しさとか、山で飲んだ美味しいコーヒーとか、そういうのにすっかりハマってしまって。それからすぐにアウトドアショップで必要な物を揃えて、次の週からたくさん山に行くようになりました。

真昼岳でコーヒーを飲む柳さん

――めちゃくちゃ行動が早い!

登山は自分一人で行くことも結構多くて、始めは鞍掛山とか姫神山からスタートしていました。そんなことをしているうちにアウトドアショップの方とかとすごく仲良くなって。泊りがけの山がすごく面白いよってお薦めされたら何を思ったのか私、登山用のテントを買っちゃったんです。

――山でのテント泊良いですね~。ちなみにどんなテントを購入されたんですか?

通常のキャンプでも使えるものをと思って購入したのがヒルバーグのルーガンでした。せっかく良いものを購入したので、山でテント泊をしたいと思ったんですけど、岩手の山でテント泊できる環境って中々ないじゃないですか。

購入したテントで楽しむ柳さん

――そうですね、あまり無いと思います。

じゃあどこでテント泊をしてみるかって考えて。そこからどんどん夢が広がって。あそこも良い、あっちも行ってみたいと考えているうちに北アルプスに行くようになりました(笑)

――テントを使うために(笑)。北アルプスは毎年行かれているんですか?

はい。毎年目標をたてて今年はここに登るぞっていうのを決めて、これまで槍ヶ岳や剱岳に登って、今年の目標は奥穂高のジャンダルムに行くことにしています。

山で飲むビールは格別と話す柳さん

――様々な場所へ登山行かれていますね!

はい。本当に遊ぶために働いています(笑)。息子も去年までは小学校である程度自由がきいたので、一緒に岩手山に行ったり、富士山にも行ったりしました。

――小学生で岩手山と富士山登るってすごいですね!

中学校になると部活などで中々行けないので、小学校のうちだと思って。岩手一と日本一を味わうぞって言って一緒に行きました。

――息子さんは登山に乗り気だったんですか?

最初はう~んみたいな感じだったし最後の方も大変そうでしたけれど、でもやっぱり、実際に登ってみて、自由研究のために写真とかをまとめたら、友達にすごいねって褒められたらしくて調子にのっていたので最終的に良かったんじゃないでしょうか(笑)

――調子に乗ってもいいと思います(笑)

特に岩手山に登ったあとは、通学路で岩手山見えた時に俺あれに登ったって気持ちになったらしくて。これまで見てきた岩手山と山の見え方がすごく違ったらしいですよ。

――これから山登り好きになるかもしれませんね。

そうかもしれません(笑)

柳さんの考える岩手の魅力

――岩手山の話が出たので。柳さんは岩手のフィールドの魅力をどういったところに感じられますか?

ちょっと車を走らせれば、海に山に川!すぐ自然があるっていうところですね。アウトドアアクティビティでできないことないでしょ!ってくらい恵まれた環境ですよね。盛岡市だと、車でブーンと行けば30分ぐらいでキャンプ場に行けますし。すこしの時間があれば鞍掛山の麓にも行っちゃいますし。

――盛岡市以外でもそのくらいの時間でキャンプ場とか行けちゃいますもんね。

そうですね。他にも四季がはっきりしているから、その四季もすごく美しいなって思います。季節ごとの自然の恵みを美味しく頂くことも大好きです!

――確かに。目でも味覚でも四季を感じられるのが良いところですよね!その他にも何かありますか?

後は、ご来光の景色も感動的だと思います。

――どこから見るご来光ですか?

岩手山からのご来光です。山小屋に泊まってご来光を見て降りてくるっていうのを年に一回ぐらいはやっています。朝日が昇ってくる瞬間って体の全てが洗われるようで、すごい気持ちがいいんです。スーパーボールのような丸くてオレンジ色の朝日とかがバーって登ってきて、その光景がライオンキングの一幕みたいで。自然とこう涙が出てくるようですごく感動します。

――そう言われてみると岩手山のご来光を見に行ってみたくなります。

ぜひ、行ってみてください(笑)

岩手ソトアソビプロジェクトが今後行いたいこと

――では最後に。岩手ソトアソビプロジェクトで、今後こうしていきたいという目標はありますか?

今、番組の中で目標が一個あって。リスナーさんと一緒にトレッキングや登山をするイベントを開いて、美味しいおにぎりを食べて帰ってきたりしてみたいですね。コロナ禍でキャンプとかすごく流行りましたけど、やっぱりみんなでワイワイとやる形では出来なかったので。

――そのイベントは今年開催される予定?

今年やりたいです。いえ、やります(笑)

――決まったときはぜひご情報お寄せください。ありがとうございました!

岩手ソトアソビプロジェクト視聴方法


ラジオ局:エフエム岩手 
番組名:夕刊ラジオ
コーナー名:岩手ソトアソビプロジェクト 
配信日:毎週木曜日18時15分から15分程度
岩手県内に在住、旅行で来ている際に聴く場合:
①FMラジオでエフエム岩手を検索 ②ラジコの無料放送で視聴
岩手県外から聴く場合:
①ラジコのプレミアム会員(有料)でのエリアフリー視聴等

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この記事を書いた人

マーシー マーシー TOLM編集部

”東北のアウトドアの魅力を発信したい!”とノリと勢いだけでTOLM(東北アウトドアライフスタイルマガジン)を立ち上げた張本人。
広大な東北の地でアウトドアな生活を行っている人達に出会いに行くべく、日々車を走らせている。

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