山形県庄内町。東京から山形新幹線、陸羽西線と乗り継いで約6時間の場所にある、人口約2万人の町。東北でも有数の穀倉地帯である庄内平野のほぼ中央に位置するこの町は、古来より修験道の山として信仰されてきた出羽三山の一つである月山や、日本三大局地風と呼ばれる”清川だし”がある場所。この町で2021年に誕生し、多くのキャンプ愛好家から愛されるようになったのがアウトドアブランドCOLONISTA。今回はこのアウトドアブランドの魅力を紹介します。
COLONISTAの魅力
COLONISTAの魅力の一つがそのデザイン。COLONISTAの製品はデザイナーの五十嵐秀和氏が全てデザインしており、キャンプ用LEDランタンシェードCONPE10やOMAN10に代表される、それまでのランタンシェードとは一線を画す創造的なデザインが多くのキャンパーの心をつかみ、人気の製品となっています。
現在、CONPE10はWhite、Yellow、Coral、Spanish Teal、Coyote、Dark green、Black、Real treeの8種類、OMAN10はBlack×Orange、Gray×Lime、White×Lime、White×Orange、Real treeの5種類が公式ホームページにラインナップとして紹介されています。また、その他にもCOLONISTAでは他アウトドアブランド等とのコラボ色を限定で販売することもあります。
CONPE10やOMAN10は、その創造的なデザイン故に工場での大量生産は出来ず、全ての製品がオールハンドメイド。そのため、生産数に限りがあり、現在では不定期で行われる抽選販売に申し込んだうえで購入する方法が主となります。(抽選販売開始時の申し込み方法は公式ホームページをご確認ください)
こだわりのオールハンドメイドを支える地域の職人の技術
オールハンドメイドの製品づくりを支えているのが、地域の縫製職人。全員が女性で年齢層は30代から70代までと幅広いですが、その腕はお墨付き。職人の方々の中にはそれぞれのライフステージによる在宅介護や子育て等で家を離れることが出来ない方々もいるそうですが、作業は全て在宅で行われているため、職人の方々にとっても自身の生活と両立させた製品づくりが行える仕組みになっています。
昨今、海外での製造を行うアウトドアメーカーも多い中、COLONISTAは地域の職人や会社との協業を通じた製品づくりを進めています。それには綿密なやり取りが容易という利点の他にも、作り手、売り手、買い手が三方良しになる製品を世の中に売り出したいという気持ちが強くあるからと代表の森屋稔洋氏は言います。
そのため、COLONISTAでは新しい製品づくりを考える際にはまず地元の製造メーカーでCOLONISTAが目指す方向性と一致し協業が出来る会社を探し、製品の開発を行っています。
COLONISTAが今後目指すミライ
そんな信念のもとCOLONISTAの製品づくりを行う代表の森屋氏とデザイナーの五十嵐氏に今後のCOLONISTAが目指すことを伺いました。
五十嵐氏からは、自分たちのブランド、COLONISTAの製品がキャンパーの方々の様々なキャンプシーンで使われるようになれば嬉しいという言葉をいただきました。オールハンドメイドで造られるCOLONISITAの製品がテントサイトにずらりと並ぶ光景は想像するだけでワクワクしそうです。
森屋氏からは、仕事で様々な地域を巡る時に、全国各地の地方が段々と元気がなくなっていくように思えるからこそ、地方が面白くなって、自分自身も楽しくなって、みんなも楽しめるような三方良しの製品づくりを行いたいとの話がありました。
見ているだけでハンドメイドの温かみを感じつつ、ブランド名のCOLONISTAの名の通り、アウトドア業界を開拓者のように突き進むCOLONISTAの製品をぜひ手にとって見てください。
詳細情報
ブランド名:COLONISTA
HP:http://colonista.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/colonista_jp/
facebook:https://www.facebook.com/colonista.japan/
※記事情報については取材当時のものとなります。現在の情報と異なる場合がありますので、予めご了承願います。