日本の音風景100選は伊達じゃない!?自然が作り出すBGMに聞きほれる、みちのく潮風トレイル紀行 大船渡中南部ルート

みちのく潮風トレイルの途上にはその土地土地の歴史や文化、風土を感じさせる建築物、自然に出会います。今回歩いた大船渡中南部ルートでは日本の音風景100選に選ばれたご碁石海岸で音に癒されてきました。

三陸鉄道赤崎駅から景勝地碁石海岸へ。まずは町中を歩く。

今回は三陸鉄道赤崎駅から景勝地碁石海岸を経由し、大船渡市南中部ルートの終点までを歩き切ることが目的。およそ20数キロの道のりです。ルート中、坂道が多く体力が結構削られるかも。
碁石海岸に近づくにつれ食料品を買える場所は少なくなるので準備は入念に!

本州1位のさんまの水揚げ量を誇る大船渡漁港。付近には海産物メインの飲食店もある
眼下が一面の海。
碁石海岸のある大船渡市末崎町に続く道。奥に見えるのは細浦漁港。
細浦漁港から徒歩10分程度の場所にある大船渡市指定天然記念物のカヤの木。実際に目にすると圧倒される

穴通磯から始まる碁石海岸の音と造形美の競演

みちのく潮風トレイル大船渡南中部ルートの後半部分である碁石海岸付近と、前半部分である町中ルートで大きく異なるのは聞こえる音の種類。町中を歩くときは車の音、工事の音、人が話す声などが聞こえてくるのに対して、碁石海岸を歩くときに聞こえるのは鳥のさえずり、草木のそよぐ音、そして波の音。ただただ自然の音に浸ることが出来ます。
穴通磯からおよそ数キロ、碁石海岸インフォメーションセンターまで整備された崖際の散策路を歩くことが出来るので自然音や造形美を存分に楽しみましょう!
ただし、上り下りが多い区間でもあるので風景を楽しみながらゆっくり歩くのがおススメ。

穴通磯。穴をくぐることが出来る船も運行されている
散策路からの写真。荒々しく削られた断崖が続く
良く整備された散策路から三陸の海を楽しむことができる
大浜。打ち寄せる波で浜辺の丸石がしゃらしゃらと鳴る不思議な浜

晴れているのに雷が鳴った? いいえ、雷岩です

碁石海岸の有名スポット雷岩。その名の通り洞穴に波が当たることで雷が鳴ったような音が鳴り響く有名な場所です。日本の音100選に選定された理由でもある雷岩で眺望と音に癒されましょう♪

碁石海岸の展望台から眺める太平洋。見晴らしがかなり良い
雷岩と乱曝谷
碁石岬

みちのく潮風トレイルの情報収集が出来る、碁石海岸インフォメーションセンター

碁石海岸インフォメーションセンターは、岩手県大槌町から宮城県気仙沼市までのみちのく潮風トレイルを管轄している場所。潮風トレイルの地図もいただけたり、潮風トレイルの情報も聞くことが出来るのでぜひ立ち寄りたい。

お土産を買ったり、休憩もしたり、観光したり・・・

碁石海岸は観光地として整備されているため、潮風トレイルとして歩く以外にも楽しみ方があります。
冬から春の時期にかけて見頃を迎える椿を数百種見ることが出来る、世界の椿館・碁石。
過去から現代に至るまでの歴史を知れる大船渡市立博物館。
穴通磯の穴をくぐる碁石海岸アドベンチャー。
大船渡市や大船渡市周辺のお土産品を購入したり、名物さんまラーメンを食べられる碁石海岸レストハウス。
文化、観光、アドベンチャー等、千差万別の楽しみがあるので時間が余裕ある人はぜひチェックして欲しい!!

大船渡南中部の終点門之浜。そして、新たなルート陸前高田市へ

碁石海岸の後はいよいよ大船渡市南中部の終点、門之浜漁港。大船渡市から眺める海はここで見納めとなるので、思い残しが無いように。
漁港を過ぎると次なるルートは陸前高田市へと移ります。

門之浜漁港

公共交通機関を利用する場合のアクセス方法(碁石海岸)

【バス、BRT】
①盛駅→岩手県交通バス碁石線→碁石海岸
②盛駅→JR大船渡線BRT→碁石海岸口駅→徒歩→碁石海岸

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この記事を書いた人

マーシー マーシー TOLM編集部

”東北のアウトドアの魅力を発信したい!”とノリと勢いだけでTOLM(東北アウトドアライフスタイルマガジン)を立ち上げた張本人。
広大な東北の地でアウトドアな生活を行っている人達に出会いに行くべく、日々車を走らせている。

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