みちのく潮風トレイル沿線宿紹介 m.s.s.books【石巻市(北上・河北・雄勝)ルート】

総距離1,000キロを超えるみちのく潮風トレイルをスルーハイクやセクションハイクで歩く方にとって、トレイル沿線上にある宿は心強い味方。特に宿が少ない地域ではその有り難さはひとしお。今回は2023年に宮城県石巻市雄勝町にプレオープンしたハイカー向け民泊、m.s.s.booksをご紹介します。

目次

m.s.s.booksの住所とアクセス方法

写真提供:m.s.s.books

m.s.s.books
HP:https://yoko-jigen.com/mssbooks/bnb/
Instagram:https://www.instagram.com/m.s.s.books/
〒986-1333 宮城県石巻市雄勝町雄勝味噌作105−6

(以下、m.s.s.booksの公式ホームページ情報)

[徒歩 via みちのく潮風トレイル]
・女川駅 から 雄勝峠経由(本線)14km、 浪板経由(迂回路)18km
・道の駅硯上の里おがつ から 2.2km
・大須埼灯台 から 17km
・震災遺構大川小学校 から 37km
[公共交通機関]
・上品の郷から 雄勝住民バス「大須三区線」(平日のみ運行)雄勝ガーデンパークで下車、徒歩10分
・雄勝タクシー 電話番号:0225-57-2020(雄勝住民バスのお問い合わせも同じ)

m.s.s.booksの特徴

写真提供:m.s.s.books

ハイカー向け民泊ということでみちのく潮風トレイルを歩くハイカーの方にとってかゆいところに手の届いたサービスを提案。

給水、トイレ、充電、Wi-Fi、荷物預かりといったサービスはハイカーであれば誰でも利用が可能で、その他スルーハイカーの方に嬉しい低価格での民泊プランも提供しています。

ハイカー向けのテント泊プラン(写真提供:m.s.s.books)

(以下、m.s.s.booksの公式ホームページ情報)

※プレオープン価格です。その他、宿泊可能日につきましては、m.s.s.booksへお問い合わせください。

民泊 ※11月下旬〜3月下旬頃までは冬季暖房費代として+500円いただきます。
・宿泊料 1人 5,000円/泊(共同調理での2食付き)
・民泊ハイカープラン 1人 2,500円/泊(寝袋使用、MCTハイカー向け。空き部屋での雑魚寝です。)

野営場 ※改装準備中につき、一部エリアのみ開放中
・テント泊 ハイカープラン 1人 500円/泊(トイレ・水道・台所・シャワー含む)
・テント泊 キャンパープラン テント1張につき2,500円/泊(駐車場・トイレ・水道・台所・シャワー含む)
・入浴 300円/回
・タオル貸出 100円/枚
・共同調理での食事 1,000円/2食

共通
・ご休憩、給水 0円
・「道の駅硯上の里おがつ」までのお出迎え/お見送り 0円
・ハイキング中のゴミ回収 0円
・お荷物預かり、バウンスボックスの送付 0円
・おにぎり弁当 300円
・洗濯機使用料 100円/回
・浴室乾燥機使用料 100円/時間
・2日間以上のセクションハイク中の駐車 100円/回
・焚き火セット貸し出し 1,000円/回(薪含む。薪のみは500円)
・ハイカーフード販売、買い出しお手伝い 応相談
スラックパックのお手伝い 応相談
・トレイル同行サービス 応相談
・民泊「賄い処まがき」での夕食(地元海鮮メインのコース料理) 3,500円〜 ※要事前予約

アメニティ・設備
お部屋:Wi-Fi、電源、布団、シーツ、毛布類 ※寝室にはエアコンがございません。
台 所:ガステーブル、給湯、電子レンジ、トースター、電気ケトル、炊飯器、各種調理器具、食器類など
お風呂:シャワー、浴槽、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ
洗面所:バスタオル、ハンドタオル、ヘアドライヤー、洗濯洗剤
お手洗:トイレットペーパー、暖房便座(洋式便座の汲み取り式トイレです)
※テレビはございません。

台所(写真提供:m.s.s.books)

m.s.s.booksを立ち上げた思い

オーナーの地現葉子さんは、自身もニュージーランドを縦断する約3,000キロの長距離トレイル、Te Araroa Trailやみちのく潮風トレイルを踏破した豊富な経験を持つハイカーであり、そうした旅の記憶を写真集として出版されている写真家でもあります。

そんな地現さんがみちのく潮風トレイルの魅力に魅了され、沿線沿いにハイカー向けの民泊をすることを決めたのが2年前の初夏の頃。

ハイカーの方々のサポートをしたいとの想いから、みちのく潮風トレイルの沿線上で宿が少ない場所で開業したいと思い、いくつかの候補地を探したそうですが、その中で、たまたま見つけて一目惚れしたのが今民泊を営んでいる雄勝町の物件。

内見で訪れたとき、家の周囲に広がる新緑の森、小鳥たちのさえずり、家の側を流れる小川、家の中に差し込む柔らかい光。それらの要素の全てが自身にとって、ここでやりなさいと言われているような、そんな感覚になったといいます。

近くには自然豊かな風景(写真提供:m.s.s.books)
ハイカー向け民泊m.s.s.booksの庭先の様子(写真提供:m.s.s.books)

それから準備を進め、2023年の3月にプレオープンしたハイカー向け民泊宿は、自身の予想以上にセクションハイクやスルーハイクで利用する方々が多く、利用者の方の中には1日だけではなく、2日、3日とゆっくりと滞在型で利用する方も出てきているとのこと。

そんな需要の高まりを肌で感じ、現在は家の中のリフォームを試みたり、テント泊ができるスペースの整備、何か出来るスペースとして敷地内にある小屋の整理等、少しずつ着手しています。

m.s.s.booksの今後の目標

地現さんの民泊を行うモチベーションとなっているのが、宿泊されるハイカーの方々とお話をしたり、お客様同士がm.s.s.booksで宿泊することを通じて交流を深める姿を見ること。

そんな地現さんのこれからの目標は、みちのく潮風トレイルを歩くことにハードルを感じている初心者の方々へはきめ細やかなサポートを行ってそのハードルを下げてあげること、そしてスルーハイクなどを行う方々には、自身が提供する宿でゆっくりと英気を養ってもらえる、快適に過ごせる場所を提供すること、そしてハイカーの方と地元の方々が交流できる場所にm.s.s..booksをしていくことだと語ってくれました。

最後にm.s.s.booksを語る上で忘れてはいけないのは、看板猫の存在。庭に住み着いた野良猫が弱っていたのを見過ごせず、保護したのをきっかけに家に迎え入れたそう。今ではすっかりとハイカー民泊の看板猫になっています。訪れた時はぜひ探してみてください♪



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この記事を書いた人

マーシー マーシー TOLM編集部

”東北のアウトドアの魅力を発信したい!”とノリと勢いだけでTOLM(東北アウトドアライフスタイルマガジン)を立ち上げた張本人。
広大な東北の地でアウトドアな生活を行っている人達に出会いに行くべく、日々車を走らせている。

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