移住者が目指すトレイルスポーツコミュニティ。岩手県岩泉町から始まる挑戦

“トレイルコースプロジェクト人材募集中”
ふとしたきっかけで見つけた一文が契機となり岩手県岩泉町へと移住を決意した大山幸真さん。着任して間もない間にも着々とトレイルコースづくりの準備を進めていく先に見据えているものとは?開拓を進めるトレイルコースを案内いただきながら話を伺いました。

移住のきっかけはマタギになりたい想いから

みちのく潮風トレイルのルート。浜の駅おもと愛土館~熊の鼻展望所間を歩く。

―岩泉町へ来る前はどんなことをされていましたか?

千葉県松戸市の出身で、岩泉町へ来る前は上野でEC関連の仕事にかかわっていました。
その頃からジムに通ったり、トレイルスポーツ(トレイルランニングやスパルタンレース)の大会に参加したりと体を動かすことが好きでした。特にスパルタンレースにのめり込み、海外のレースを転戦していたこともあります。

みちのく潮風トレイルの景勝ポイント熊の鼻展望所。岬の形が熊の鼻に似ていることから名づけられた。

―充実した生活を送られていたように感じますが、なぜ岩手県に移住をしようと思ったんでしょうか?

ECの仕事をしているうちに、一次産業に携わる仕事をしたいと思うようになったのがきっかけです。
それで、一次産業やるなら地方でという思いもあって移住者向けのイベントに顔を出すようになりました。
イベントでは色々な地域の方々が来ていたんですが、特に岩手県の紹介を行う人達が印象に残って。
楽しそうというか、面白そうという第一印象を抱いたのが岩手県を移住先に選ぶ要因の一つだったと思います。
また職場の同僚も岩手出身の人たちが多くて、自分が岩手の話題出すと良いとこだよって事あるごとに言うので、岩手県に良いイメージを持っていたことも決め手の一つになりました。

熊の鼻展望所から茂師漁港へと続くみちのく潮風トレイル。快晴のこの日、マリンブルーの海が出迎えてくれた。

―岩手県から岩泉町を選んだのは?

ハローワークの移住支援コーナーで仕事を探していて自分の希望条件と一致したのが、岩泉町の地域おこし協力隊の募集でした。元々一次産業に携わりたいという思いの原動力になったのがマタギという生き方にあこがれていたからなんですが、狩猟を主とした募集があったり、トレイルスポーツ等を主とした募集があったりと、私が今までにやってきた経験とこれからやっていきたいことに募集が合致していたこともあって、岩泉町を選んだんです。 現在はトレイルコースプロジェクトを進める地域おこし協力隊として活動しています。

スポーツ好きな人たちがいる町

歩けそうな道はその先がどうなっているかを確かめずにはいられない大山さん。トレイル開拓に余念がない。

―着任されたのが2020年の6月とのことですが、岩泉町の感想は?

自分の活動に対して暖かく見守ってくれているという印象があります。私も岩泉町に着任して実際に業務を行うようになってから知ったことなのですが、元々岩泉町はスポーツが盛んな町で色々な大会の開催を精力的に行っていたそうなんです。
それが、色々な理由があって開催がなくなってしまったところもあって、新しいスポーツに対して頑張れよって言ってくれる土壌があったんだと思います。

岬の突端まで歩いて行ける御殿崎自然休養林。みちのく潮風トレイルルートにも設定されている。

―岩泉町でトレイルコースプロジェクトが行われる契機となったのはどのような理由なのでしょうか?

世界にはトレイルビルダーという、山の中にトレイルスポーツのコースを作る専門の職人がいるんですが、日本で唯一トレイルビルダーを生業とされている浦島悠太さんが岩泉町に来てくれたことがあったんです。その浦島さんが岩泉の地形や自然を見て、ぜひトレイルを活用した事業を行った方が言ってくれたところから事業がスタートとしたと聞いています。

御殿崎の急な下り坂を先に進むと突端は石の河原。側には太平洋の大海原が広がる。

―今現在準備されていることは?

今年(2020年)の11月にトレイルランニングの大会を開催するため準備を進めています。岩泉町に着任するまでトレイルランニングの大会運営に携わったことはないんですが、様々な地域でトレイルスポーツ企画運営を行っている人たちの元に行って一から学びながら、多くの人の手を借りて岩泉らしい大会に出来るよう励んでいます。

御殿崎の海辺は断崖絶壁の岬が見渡す限り続く。すぐ先は隣町の田野畑村だ。

―協力隊任期後のビジョンはありますか?

トレイルスポーツの魅力を多くの人に知ってもらえるようにトレイルランニングに限らず、様々なトレイルスポーツを岩泉町で行っていきたいです。そのためにも少しずつトレイルを開拓していきたいなと思っています。
また、自身の経験を活かして岩泉町に本格的なトレーニングジムを開設したいですね。
ジムは初心者の方、中級者や上級者の方がそれぞれで専門的なトレーニングを出来たり、地域の方々がお茶を出来るスペースなども作って、人が集まって笑顔になれる場所、コミュニティを作り上げたいです。

岩泉町ふれあいキャンプ場にて。海や森、川など自然魅力溢れる岩泉町の魅力を語っていただいた。

―岩泉町のおススメポイントを教えてもらっても?

海、山、川とアウトドアが出来る環境が整っているとこです。その他にも本当に気持ちの良いキャンプ場がありますので、アウトドア好きな人にはぜひ一度訪れて欲しい町です。人が温かく、新しいスポーツの展開についても寛容な土地柄だと思いますので、自分で自然を活かしたスポーツイベントやってみたい人は移住もおススメです!

―何か宣伝があればぜひ!

今年(2020年)11月にMTB(マウンテンバイク)とグラベルランニングの大会を岩泉町で開催予定です。
興味ある方、参加お待ちしています!

2020岩泉グラベルチャレンジMTB&ランニングレース
マウンテンバイク部門:11月14日(土)
グラベルランニング部門:11月15日(日)

2020岩泉グラベルチャレンジMTB&ランニングレース詳細→http://www7.plala.or.jp/life8/ig.pdf?fbclid=IwAR2bmAoIexFr-H_5WdhfrJMlPucZV3ow5lUyRYk0oeyMUlHZTS_vL2yxBvI

他、大山さんの活動情報紹介
フェイスブック:https://www.facebook.com/yukimasa.ooyma
インスタグラム:yuki0120_fit

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この記事を書いた人

マーシー マーシー TOLM編集部

”東北のアウトドアの魅力を発信したい!”とノリと勢いだけでTOLM(東北アウトドアライフスタイルマガジン)を立ち上げた張本人。
広大な東北の地でアウトドアな生活を行っている人達に出会いに行くべく、日々車を走らせている。

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