じゅんさい沼が印象的な秋田県のキャンプ場、BLUE FOREST CAMP STORY

素敵なキャンプ場というと、どんなところを連想されますか?満天の星空が見える場所、オートキャンプ設備が整っているところ、プライベートが確保されたところ、直火のキャンプが出来るところ、などなど、人それぞれに様々な基準があると思います。今回ご紹介するのは全国のキャンプ場でも中々ない特色を持った素敵なキャンプ場、BLUE FOREST CAMP STORYをご紹介していきます。

目次

BLUE FOREST CAMP STORYとは?

2023年5月まで「じゅんさい沼キャンプ場」として、地域に親しまれてきたこのキャンプ場。2023年6月に名前を新たにBLUE FOREST CAMP STORYとして再スタートしています。

現在、管理人を務められている稲辺隆さんは、元々「じゅんさい沼キャンプ場」に通う常連客の一人でした。

稲辺さんが管理人として働くきっかけとなったのが、「じゅんさい沼キャンプ場」の管理人が亡くなり、「じゅんさい沼キャンプ場」が閉鎖するという話が立ち上がった時のこと。

このキャンプ場を閉鎖させたくないという想いから、働いていた仕事を辞め2023年の4月からキャンプ場の運営に携わることになりました。

そんな稲辺さんが名付けたBLUE FOREST CAMP STORYの由来は、晴れた日の青空と木々の緑が青々としてきれいに見えることと、キャンプをした方々がその想い出を語り合うような記憶に残るキャンプ場にしていきたいとの想いから。筆者が伺った日はあいにくの曇り空でしたが、由来の通りの光景を写真に収めて後日ご紹介できればと思います。

BLUE FOREST CAMP STORYはどこにある?

須川インターチェンジ降り口方面から来た時の看板の見え方

BLUE FOREST CAMP STORYは湯沢横手道路、須川IC降り口から泥湯方面へ車で20分ほど向かった場所にあります。

キャンプ場の入り口付近にはのぼり旗や看板が立っているので周囲をきちんと確認すれば迷うことはありません。

キャンプ場はシンプルイズベストな構成

BLUE FOREST CAMP STORYは平地のサイトと林間のサイトに分かれており、場内には炊事場、カマド、ゴミ捨て場、トイレといった必要最低限の設備があります。

その他の設備は用意されていないので、シンプルなキャンプスタイルを楽しむのにうってつけ。

人工の音や光が周囲には限りなく少なく、アカショウビンなどの鳥やカエルの声、木々がさやさやと鳴る自然の音が良く聞こえるキャンプ場です。

自然が豊かなキャンプ場はそれ故に利用者が少ない時に宿泊すると、少し怖さを感じるときもありますが、BLUE FOREST CAMP STORYは管理人の稲辺さんが昼夜常駐されていますのでご安心を。

キャンプ場内にはシャワー施設はありませんが、付近に温泉もあるので、そちらをうまく活用するのもオススメ。

夜はキャンプ場で友人同士語らいあいながら楽しむのもよし。静かに焚き火や一人の時間を楽しむのもよしな空間ではないでしょうか。

なお、キャンプ場の周りにはコンビニやスーパーが無いので、事前に準備をした上でチェックインしましょう。

平地のサイト。時期にはホタルなども見れる
炊事棟
炊事棟の様子

BLUE FOREST CAMP STORYの特徴

秋田ならではの食材、じゅんさいがいただける!

BLUE FOREST CAMP STORYの大きな特徴の一つがキャンプ場内の沼一面に広がるじゅんさい。

キャンプ場内の沼はじゅんさいの群生地になっている

じゅんさいはスイレン科の植物の一種で高級食材とされ、池に浮かぶ葉っぱではなく、茎から出てくる新芽をいただきます。秋田県はじゅんさいの生産量が日本一の県で、BLUE FOREST CAMP STORYは旬の時期に採れたて新鮮なじゅんさいを食べられるという贅沢が出来るキャンプ場なのです。

じゅんさいを収穫する際に使用する小舟(小舟に乗ってのじゅんさい収穫体験は行っていません)

取材で訪れた当日には2種類の食べ方でじゅんさいをいただきました。1品目はポン酢で。2品目は鶏肉ベースのスープにじゅんさいが入ったもの。どちらも、じゅんさい独特のツルツルとした食感がクセになる美味しさでしたが、特にスープは個人的にとても気に入りました!

ポン酢でいただいたじゅんさい

鶏肉ベースのスープ(じゅんさい入り)は2023年7月初旬以降からキャンプ場を訪れた方に有料で提供予定とのこと。スープについてはデイキャンプ利用の方でもいただくことが出来るそうなので、興味のある方はぜひ食べてみてはいかが?

一度食べるとやみつきになってしまう鶏肉ベースのスープ(じゅんさい入り)

記憶に残るキャンプ場でキャンプ体験を

BLUE FOREST CAMP STORYは特別な設備があるキャンプ場ではありませんが、それでも何か印象に残る、ふとした時に、また立ち寄ってみたいなと思わせてくれるキャンプ場です。

秋田県名産のじゅんさいもオススメのキャンプ場でキャンプ体験はいかがでしょうか。

詳細情報

BLUE FOREST CAMP STORY
住所:秋田県湯沢市高松下新田山6
TEL:080-6720-0062
Instagram:https://www.instagram.com/blueforest_campstory 
備考:平日利用予定の際は事前の連絡をするとスムーズにチェックインが出来ます。

BLUE FOREST CAMP STORY利用料金表※2023年7月時点(今後料金が変わる場合があります。最新情報は管理者の方へ直接お問い合わせください)
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この記事を書いた人

マーシー マーシー TOLM編集部

”東北のアウトドアの魅力を発信したい!”とノリと勢いだけでTOLM(東北アウトドアライフスタイルマガジン)を立ち上げた張本人。
広大な東北の地でアウトドアな生活を行っている人達に出会いに行くべく、日々車を走らせている。

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