今年も猛暑だった2024年。10月になって、ようやく暑さも控えめになってきました。今回は、今年の夏の最後のアクティビティとして体験してきた岩手県久慈市で行われているシャワークライミングをご紹介したいと思います。
岩手県久慈市とは?
NHKの朝ドラの舞台になったこともある、海と山の自然に囲まれた場所。
隣町の葛巻町との市境に広がる平庭高原には約370ヘクタールの敷地に約31万本もの白樺が自生し、日本一の白樺林とも呼ばれる場所や、国内第5位の全長を誇る鍾乳洞の内間木洞があります。
久慈市ふるさと体験学習協会とは?
今回、久慈市でのシャワークライミング体験を提供してくれたのは、久慈市ふるさと体験学習協会。
自然豊かな久慈市で様々な体験プログラムを提供している団体で、今回ご紹介するシャワークライミングの他、カヌー・カヤック、ラインクライミング体験、スノーシュートレッキング等を行なっています。
シャワークライミングを体験(準備編)
シャワークライミングの舞台となるのは、内間木洞付近の沢。内間木洞は、久慈市の中心街の久慈駅や、平庭高原から車で約40分ほどの位置にあります。
シャワークライミング体験時は、内間木洞ビジターセンターで受付を行い、体験に必要な準備(着替え等)も行います。
ちなみにシャワークライミング体験日前には、体験に必要な服装等の案内メールが送られてくるので、目を通しておきましょう。
なお、ウェットスーツや、足元が滑りにくい靴のレンタルも行われているので、快適に体験を行いたい方は、レンタルもおすすめです。
シャワークライミングを体験(体験編)
体験を案内してくれるのは、久慈市ふるさと体験学習協会の菊池さん。入渓前にシャワークライミングをするにあたっての注意事項を教えていただきつつ、ストレッチを行い、シャワークライミング体験の準備を行います。
今回、シャワークライミングをする場所は、秋に向かって、徐々に水量が少なくなってくる場所とのことで、体験した時も穏やかな流れの中でゆっくりと体験をすることができました。
もちろん水量が少なくなっていると言っても、深いところもところどころあり、ワイルド感はたっぷり!
まずは水の温度に慣れましょうとのことで、体を水に預けてラッコのようにぷかぷかと浮かんでみます。
水に寝そべると、深緑の広葉樹に覆われた景色が上にも横にも広がっていました。
人工的な音は一切なく、川の流れや周囲の自然の音に身を任せる体験は何ものにも変え難く、ずっとこのままゆっくりとしていたいという気持ちになります。
しかし、このままずっと水に寝そべっているわけにもいかないので、名残惜しさを感じつつ先へと進みます。
ちなみに興味があって、シャワークライミングをしている最中に水中を撮影して見たのですが、水中は濁りもなく、とても綺麗な状態でした。
そんな綺麗な水と、時折現れる深いところがあるとなれば、やることは一つだよな?
そんなことを訴えてくるような、まるで誂えたような流木が道中にありました。
こんなのを見たらやるしかない、水中ダイブ。
というわけで、ガイドさんに見本を見せていただきながら、レッツチャレンジ!
思い切ってダイブすると、爽快感が半端ない!
その爽快感が癖になり、2度、3度とダイブにチャレンジしてしまいました。
そんな感じでアドベンチャーをしつつ、今回の体験の肝となる滝登りにもチャレンジ!
写真で見ると緩やかな何でもない滝のように見えますが、実際に登ってみると、滝を登るための足場が水の流れで見えにくく、しかも水の流れで押し戻されるので、小滝と言っても登るのは地味に大変なのです。
滝を登るのに苦労する場合は、ガイドの方のサポートもあるので、安心してチャレンジして見てください。
今回体験したルートには滝登り箇所が数箇所あり、そのどれひとつとして同じ滝はないので、チャレンジする度に新鮮な気持ちでチャレンジができます。
数箇所ある滝を登りきり、ゴール地点である砂防ダムに到着し、シャワークライミング体験が終了しました。
シャワークライミングの感想
久慈市でのシャワークライミングは初体験でしたが、体験を行うフィールドの自然の気持ちよさが何より良かったです。
周りはほとんど広葉樹のみ。周囲からは人工的な音も聞こえず、ただ、シャワークライミングに没頭できる環境がそこにはありました。
また、経験豊富なガイドの方々のサポートもあり、体験には不安になるところもなく、純粋に楽しい気持ちだけになりました。
また、シャワークライミング後には、シャワー等を無料でお借りすることも出来るため、体が冷えていたりする場合も、ゆっくりと温まることが出来る配慮はとてもありがたかったです。
久慈市でのシャワークライミングは、9月で今季の体験が終了となりますが、今回ガイドをしていただいた久慈市ふるさと体験学習協会では、冬の時期に平庭高原でのスノーアクティビティも提供しているため、今回の体験記事で興味を持った方は、ぜひそちらの情報もチェックして見てください。
それでは!
久慈市ふるさと体験学習協会
HP:https://www.kuji-taiken.jp
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