どーも。マーシーです。しばらくお休みしていたみちのく潮風トレイル関連の記事投稿ですが、久しぶりに復活!今回は岩手県釜石市内のルートの内、釜石駅~両石駅のおおよそ10数キロの区間を1月下旬に歩いてきた様子を掲載します。
スタート地点の「釜石駅」
今回のトレイル出発地は製鉄の街、岩手県釜石市にある「釜石駅」。
ここは岩手県内陸部の花巻市と釜石市を結ぶJR東日本釜石線と、岩手県の沿岸を走る三陸鉄道リアス線の二つの「釜石駅」があります。
今回は三陸鉄道「釜石駅」の隣駅「両石駅」を目的地に、途中山道を経由しながら歩いていきます。
最初の数キロは市街地を歩く
釜石駅からの数キロは市街地を歩いていきます。
途中からは裏路地を歩くルートになりますが、早朝に歩き始めたこともあって人通りも少なく、閑静な場所といった印象。
裏路地を歩き続けると、外観が真っ黒な建物を発見。
その色使いに思わず気になって、中を覗いてみると今では見ることも少なくなったハンバーガーの自販機がありました。
ハンバーガーの自販機はチーズバーガーのみ販売しており、価格は200円でした。
朝ごはんを食べたばかりでしたが、気になって思わず購入することに。
お金を入れて、60秒の温め時間を今か今かと待ち、出てきたチーズバーガー。
当日の釜石市は最高気温が2℃程度ということもあり、冷えた体には程よく温まったハンバーガーは絶品のおいしさでした。
高台から望む釜石の風景
ハンバーガーで体を温めた後は、高台から釜石を望むルートへ。
釜石市役所のすぐそばを通り抜けて高台を歩くと、そこは釜石の街並みと湾の様子が良くわかる場所でした。
なお、今回は立ち寄れませんでしたが付近には立派な神社もルート付近にあるようで、時間がある方は立ち寄ってみるのも良いかもしれません。
三陸浜街道・鳥谷坂をあるく
高台を過ぎると、旧街道を歩くルートになります。
しかし、出鼻をくじくように、クマ注意の看板を発見。
冬の時期、めったなことではクマに出会わないとは思いましたが、始めは恐る恐る周囲の状況を確認しながら歩くことに。
道には広葉樹が広がり適度に木々の伐採も入っていて、日の光が差し込んでいたこともあり、気持ちよく感じます。
冬の時期は葉が落ちて遠くまで周囲を見渡せることから、クマなどの野生生物がいても遠くから気づくことが出来そうで一安心。
ただし、夏の時期はかなり緑が濃くなりそうなので、野生生物とばったり会わないような工夫が必要かも?
また、釜石駅側から歩き始めた時は特に迷うようなところはありませんでしたが、両石駅側から釜石駅に向かって歩いていく場合は、やや道迷いしやすいように感じましたので、気を付けて!
見知らぬ海岸に心を奪われる
広葉樹の森を抜け、幅広の砂利道との合流地点まで歩くと、正面に海が見えます。
ルートからは少し外れていましたが気になったので近くまで行ってみることに。
そこには誰もいない海岸が広がっていました。
海岸には平らだったり、丸くなったり、つるつるした石が敷き詰められ、手で石を触ってみると何とも気持ちよく感じます。
その場の雰囲気が気に入って休憩していると聞こえてくるのは波の音だけ。
とても贅沢な時間を過ごすことが出来ました。
後から情報を検索してみると、その場所は鏡海岸と呼ばれる場所のようです。
鏡海岸を後にし、林道を両石駅方面に向かって歩いていくと、公園と海水浴場がありました。冬の時期ということもあり、誰もいませんでしたが、夏の時期には海水浴客で賑わいそうな場所です。
最後は国道沿いを歩く
公園を横目に歩き続けると国道45号線に合流し、両石駅までは国道を道路を歩いていきます。
合流地点から両石駅までの道には歩道が設置されていない箇所も多くあり、歩く際は注意が必要です。
また、ゴールの三陸鉄道リアス線両石駅は国道から少し離れた高台に設置されているため、見逃してしまいがち。
なお、両石駅周辺にはコンビニや飲食店はないので、飲食をしたい方は両石駅の隣駅「鵜住居駅」まで3キロ弱程移動する必要があります。
歩くだけではなく寄り道も楽しみたい方におススメのトレイル
釜石駅から両石駅までの間には記事内でお伝えしたような、今では中々お目にかかれない自動販売機のハンバーガーを食べることができたり、歴史ある神社や、海水浴場、あまり知られていない海岸があったりします。
ただ単にトレイルルートを歩くだけでは、このルートを十分に楽しむことは出来ないと思うので、時間に余裕をもって寄り道を楽しみながら「釜石駅」から「両石駅」までのトレイルを歩いてみてはいかが?
※記事情報については取材当時のものとなります。現在の情報と異なる場合がありますので、予めご了承願います。