本州最東端の地を訪れる、岩手県宮古市トドヶ崎でハイキング+キャンプを楽しもう!

日本の本州四端はどこにあると言われてパッと頭に思い浮かぶ方はいらっしゃいますか?実は東北には本州四端のうち、最北端、最東端があります。最北端は青森県大間町の大間崎。そして、最東端は岩手県宮古市にあるトドヶ崎です。今回はみちのく潮風トレイルの途上にもなっている、トドヶ崎とその周辺についてご紹介します。

目次

岩手県宮古市トドヶ崎の位置

本州四端はそのほとんどが最端付近の駐車場から徒歩数分で行くことが出来ますが、最東端のトドヶ崎だけは一番近くの駐車場から約4キロ程度歩く必要があります。普通に歩けば片道1時間程です。

宮古市のホームページから情報を確認しますと、駐車場は宮古市姉吉キャンプ場の駐車場を利用するようです。

本州最東端の位置にある姉吉キャンプ場

出発からすぐはきつい登り坂が・・・

姉吉キャンプ場から数分歩くと、みちのく潮風トレイルの看板があります。この看板には灯台まで3.7kmと書かれています。灯台までの道はコンクリートで舗装されているのは登り口付近のみで、他はほとんどが自然歩道のようになっています。

実は灯台に行くまでの道の中で登り口付近から数百メートルの距離が一番きつかったりします。最初のきつい箇所を登りきってしまえば、後はそれ程起伏はありません。

登り口付近が一番傾斜がきつい
登り口付近には浜辺もある。晴れた日には木々の合間からとてもきれいな海が望める

整備はされているが、あくまで自然の道を歩く

灯台までの道はずっと森の中を歩きます。トドヶ崎灯台が観光地という認識からか、筆者が当日歩いているときには普段着で訪れる方も多くいらっしゃいましたが、登り口付近に熊出没注意の看板もあったので、ハイキングに持っていく程度の装備は念のため持っていったほうが良いと思います。

観光地ではなく、ハイキングに出かけるような装備がオススメ

道は基本的に一本道で、途中案内看板も点在しているので迷うことはありませんが、一部道が崩れて補修した場所もあったので足元は注意していった方が良いです。

灯台までの道の途中には潮風トレイルの標識杭などもあり、迷うことはない

森の中を歩き終わると周囲が開けてきました。

トドヶ崎灯台付近の眺望が最高!

灯台付近は眺望がとても良いです。敷地も広く平らな場所なので、お昼ごろに立ち寄ったときはシートを広げてお昼ごはんを食べて見るのも良さそう♪

灯台横の東屋に入ると一段高い場所に立つことになって開放感のある太平洋の海がより眼前に広がります。その景色を見ると、ああ、本州の最東端に来たんだなという感慨がわいてきました。

東屋には訪れた方々が想い出を書き綴るノートを置かれていましたので、旅の記念に一言書き残してみるのも記念になるかもしれません。

筆者が魹ヶ崎灯台に行った際、灯台敷地内のトイレは使えましたが、使えない場合(冬季閉鎖など)があることも考慮して、出発前に必ずお手洗いは済ませておいたほうがよさそうです。

灯台の敷地を一度出て標識に従って本州最東端の碑がある場所へ行ってみます。

本州最東端の碑は灯台がある場所から徒歩数分で行ける

最東端の碑までの道は木道の橋があったり、岬から海までを見下ろす風景が現れたりと歩く人を飽きさせません。岬の突端周辺に柵などもないため、自然のままの景色を楽しめますが、その分足元には気をつけたいです。

灯台までの道とはまた違った雰囲気の道を歩く

歩くこと数分。本州最東端の碑の場所へ到着しました。灯台と碑が一緒に映る場所で写真を1枚パシャリ。

本州最東端の碑とトドヶ崎灯台

最東端の碑の周りもせっかくなので歩いてみることに。周りは平らな岩盤が広がっているため、海も良く見えます。

旅情気分を味わえる場所、トドヶ崎

宮古市トドヶ崎はハイキング気分で行ける場所でありつつ、本州最東端であるという、どこか旅情気分をかきたててくれる不思議な場所です。天気が良い日に目的地にしてみてはいかがでしょうか。

なお、駐車場となる姉吉キャンプ場は2023年春からデイキャンプだけではなく宿泊キャンプも可能になっているようですので、本州最東端へのハイキング+本州最東端のキャンプ場でキャンプを楽しんでみるのも良いかもしれません。キャンプ場は事前の予約は不要で、当日現地にて利用届を記入し、利用届BOXに提出する形となるようです。キャンプ場の利用方法詳細については宮古市のホームページの姉吉キャンプ場紹介ページにてご確認ください。

のどかな景色が広がる姉吉キャンプ場
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この記事を書いた人

マーシー マーシー TOLM編集部

”東北のアウトドアの魅力を発信したい!”とノリと勢いだけでTOLM(東北アウトドアライフスタイルマガジン)を立ち上げた張本人。
広大な東北の地でアウトドアな生活を行っている人達に出会いに行くべく、日々車を走らせている。

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