丸池様。その名前が何となく頭の片隅から離れず、はや数ヶ月。天気が良いこともあり、その場を訪れた。
山形県で日本海に面する遊佐町。日本でも有数の穀倉地帯庄内平野の一部を構成する町であり、日本百名山の一つである鳥海山の麓に広がる町だ。
そんな遊佐町の田園風景が広がる一角に、丸池様はある。
池に様をつける、そのネーミングはどこから来ているのだろうか?
そうした疑問が興味を持ったきっかけだった。
丸池の周囲に建てられた看板を調べてみると納得。丸池と呼ばれる池そのものが、神社の御神体として古くから崇められてきたそうだ。
実際に丸池様を訪れると、印象的な池だった。訪れた時、丁度日がさしていたこともあって、グラデーション豊かなエメラルドグリーンを楽しめた。
丸池の側には鳥海山からの湧水が流れる牛渡川も印象的で、注目したい。小川という表現がぴったりの川なのだが、その透明度には驚いた。
結構深そうな場所も水底まで見通せて、浅いところは、まるで水が流れていることを感じさせないほど曇りのない透明度で、こんな小川で水遊びが出来たら楽しいだろうなと思ってしまうほどだった。
丸池様